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HORIHOLI

DEEP

去年の話だが、京都新聞の「東京DOGS]のドラマ評の一部に
「よいドラマとはストーリーで展開させるのではなく、同じようなシーンを繰り返しているようでも、そこで毎回深読みさせるものだとあらためて知った。」
という記事があった。


僕の崇拝している井上雄彦先生は
「キャラクターがしっかりしていれば、どんなストーリーでもドラマになり面白い作品になる」
と仰っていた。


たしかに僕の好きな作品は脇役までキャラがしっかりしていて、ストーリーが毎回、急展開する事もない。

漫画でいえば時に1話で物語の中では10秒位しか進まない時もある。

僕が好きなキャラは大体、2面性を持っている。

スラムダンクで言えば仙道は、一見、軽くて能天気な性格に見えるが熱くて負けず嫌いな一面を持っていたりする。

東京DOGSでも小栗旬が演じる奏は真面目でクールなキャラだが、コミカルで愛情深い一面も持っている。

その辺りがリアルでキャラに愛着が持てて物語に深く入っていける。

まるで自分も物語の中にいるかのような感覚になる時さえある。

それは何も漫画や小説、ドラマや映画だけの話ではないと思う。

サッカーだって選手の事、チームの事を知れば知る程、面白くなる。

私生活を知ってファンになる事だってある。

バンドにしたってそうだ。

バンドのメンバーが持っているバンドとは関係のないストーリーを知る事で何とも思っていなかった曲が急によく思える事がある。

これは、僕の気になるものは何でも知りたいという性格のせいかもしれないが色んな事を知れば知る程、色んな事を好きになれるなら色んな事を知っていきたいと思う。
by slamdunk_cola | 2010-01-13 18:41